とびとび KUBOHISA magazine.
無料アプリでテクノ・ミュージックを作る
Mode: kubohisa.
2015/10/18 17:42
最近は無料アプリが揃ってきて、無料でミュージックが作れる。もしも、kubohisaが(Windowsの)無料アプリでテクノ・ミュージックを作って、Google Play musicに出るとすれば、どの無料アプリを使うのか、のリストを作ってみる。少しマニア向けになるのはご勘弁…
| スタジオアプリ
まずは、Windowsがスタジオに返信するDAW(デジタルオーディオワークステーション)と呼ばれるアプリ
Tracktion4Free
http://www.tracktion.com/downloads/tracktion4
Tracktionと言うスタジオアプリの昔の奴が制限なしで完全無料。アプリ的には昔あったローランド社のProject5ってアプリに似ていて、少しクセが強いですが、完全に制約制限無しで無料で使えるのは珍しいですよ。英語のマニュアル=USERS GUIDEは
ダウンロードページ にあるんですが、日本人のマニアの方による
非公式日本語マニュアル もあります
OpenMPT
http://openmpt.org/features
昔で言うMOD PLUG TRACKERですが。昔のamigaと言うパソコンで使われていた電子オルゴール的な楽譜のデータを作ってミュージックを鳴らすアプリで。リズムマシンと言うテクノ・ミュージック特化型のマシンに良く似たアプリです。普通は内蔵サンプラーを使うのですが、VSTも使えます
| 鍵盤
Synth1
http://www.geocities.jp/daichi1969/softsynth/
ノードリードと言うアナログシンセサイザーの大昔の奴のバッタ物のアプリですね
DEXED
http://asb2m10.github.io/dexed/
YAMAHA社DX7と言うFMシンセサイザーのバッタ物のアプリ
shortcircuit
http://www.vemberaudio.se/shortcircuit.php
サンプラーですが、WIndows95の頃に使われていたゲーム向け鍵盤のデータであるSoundFontが使えるので便利です。V1の方ですけど
Proteus VX
http://www.creative.com/emu/proteusvx/
EMU社のシンセ「エミュレーター」の現代版Proteusの古い奴が無料なのです。本物の鍵盤アプリなのでピアノやギターなどJ-POPで使えるトーンがサウンドフォントよりリアルなのですが。古いアプリなので、データファイルの読み込みが手間がかかったり、音色データーを選び難かったりと扱うのが難しい。無料でリアルなので、使える方にはお勧めです
とりあえず、それらでミュージックは作れるとは思うのですが
KVR
http://www.kvraudio.com/banks.php
KVRってウェブの音色パッチ(=データファイル)をSynth1に追加すれば、シンセサイザーのトーンが増えるので、ジャンルに合わせたトーンが選べますよ。DEXEDはDX7のデータファイルが使えるので、「DX7 sys」で検索すればデータファイルが見つかると思います
SoundFontは「Fluid GM」と言う無料OS向けのSoundFontがあるのですが、オフィシャルウェブが無いので、それぞれで探すしかないと思います。まぁ、無料でダウンロードできるけど本当は無料では無いかもしれないSoundFontってのがたくさんあるのですよ…
| エフェクター
ReaPlugs VST FX Suite
http://www.reaper.fm/reaplugs/
スタジオアプリREAPERのエフェクターの無料版です
mda-vst
http://mda.smartelectronix.com/
VSTのエフェクター最古参と言えるmdaのエフェクターです。普通のエフェクターが普通に揃ってます
LFX-1310
http://sonic-cat.com/lfx-1310/
マルチエフェクター。普通のエフェクターとしても使えるけど、エフェクターを組み合わせて使う特殊なエフェクター効果も見る事が出来るので、エフェクターの妙を楽しめる無料アプリ
| まとめ
ですね、大体。これらを基本に、雑誌やウェブなどで見つけた「無料アプリを追加する」でも、無料でミュージックが作れると思います
無料アプリですけど、YMOがライディーンを作ってた頃の鍵盤やエフェクターよりも理論上は良い物なので。あとは才能と努力と熱い想いでテクノ・ミュージックが作れると思いますよ。テクノ・ミュージックを作るって事は、それこそ「プライス レス」なので(って一言を言う為のウェブでした